FP三宅金蔵のお金の学校

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【資産防衛】さよなら、日本円~

 こんにちは。FPの金蔵(きんぞう)です。

 先週の日銀の金利据え置き発表以来、円安が止まりませんね。

 今朝ほどは、ついに1ドル160円の大台を突破したかと思えば、政府の為替介入?で155円台まで急激に円高に戻りました。

 本来は、GW中は資産運用から離れて、ゆっくりしたかったのですが、ここ最近の流れを見ていると、もう日本円とはほぼ縁を切った方が良いという個人的な結論に達しました。

 そこで、SBI証券の口座を開設した際に、セットで口座を開設した住信SBIネット銀行で、急遽日本円から米ドルへのドル転を本日行いました。

 こういう時に、金融機関が休日でお休みでも、リアルタイムのレートで格安の手数料でドル転できるのは、ネット銀行の強みですね。

 以下、ご参考までに、住信SBIネット銀行の為替手数料です(出典:住信SBIネット銀行 HPより抜粋)。

 

 

 しかも、住信SBIネット銀行の場合、SBI証券との連携が優れていて、ドル転した米ドルをそのままSBI証券の口座へ外貨で出金することができます。

 通常、SBIネット証券内で、日本円をドル転すると、1ドルあたり25銭の為替手数料をとられますから、かなりお得です。

 まあ、これを狙って、わざわざ住信SBIネット銀行の口座を新規に開設したのですが、今回このメリットが久々に役立ちました。

 

 ちなみに、SBI証券の口座に米ドルで入金した全額で、ただちに外貨MMFを購入しました。

 高金利の今なら、税引き前で年利5%近い金利が付きますので、ほぼゼロ金利の日本円のまま預けているより、圧倒的に有利ですね。

 以下、ご参考までに、現在の外貨MMF金利です(出典:SBI証券HPより抜粋)。

 

 今朝の段階で全資産のほぼ9割近くが既に米ドル建てだったので、目先の生活防衛資金を除き、今回のドル転でほぼ全資産がドル建てになりました。

 これでもうどれだけ円安が進んでも、安心です。

 あくまでも、個人的な見解ですが、日銀が安定的な2%の物価上昇という、実現不可能な目標を掲げる限り、金利を上げる場面は当面来ないと思っています。

 米国のインフレも根強く、金利引き下げも当面難しいことを考えると、今後円高に振れる要素はほぼ皆無ですね。

 今回の一時的な為替介入?もおそらく焼け石に水です。

 おそらくすぐに1ドル160円台に逆戻りし、170円、180円と円安が加速度的に進んでいくのではないでしょうか。

 これだけトップニュースで円安が騒がれても、日本人の大部分、特に高齢者は普通預金やタンス預金で日本円を持ち続けると思います。

 長年の習慣や固定観念を変えることは容易ではありませんから。

 先のことは誰にも分かりませんが、自分の資産の半分、いやせめて2,3割でも、将来の為替リスクに備えて外貨を持つ事を個人的にはおススメいたします。

 *投資や外貨預金はくれぐれも自己責任でお願いします。